2015/05/31

ご来場御礼とHP引越しのお知らせ

本日行われた第56回定期演奏会には、5月としては気温の高い中、満員のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。団員一同、心より感謝申し上げます。

下の写真は演奏会終了後、会場となった港北公会堂でのクローズミーティングで、指揮者の冨平先生より講評をいただいている様子です。

ナブッコとハイバリは練習の成果が着実に表れたこと、特にナブッコの冒頭は先生が指揮した中で最高の出来だったこと、一方ベト7にはまだ課題が残っており、冬の演奏会はこの課題の解決に向けて頑張りましょうと結ばれました(12月13日に行われる第57回定期演奏会@横浜みなとみらいホールも、冨平先生の指揮で演奏します。)。

さて、17年間に渡り慣れ親しんでいただいた港北区民交響楽団HPのURLが変更になります。
今後は;

http://kumin-kyo.cocolog-nifty.com/

になりますので、ブックマークの変更をお願いします。

Conductor

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2015/05/24

富平先生にお尋ねします

今期(56,57回定期)は冨平恭平先生にご指導いただくことになりました。

新国立劇場のスタッフ、ピアニスト、そして数多くのアマオケの指揮者として超多忙な先生。 その練習をテンポよく効率よく進めていく様子は区民響に新たな刺激を与えて下さいます。

1.指揮者になろうと思われたきっかけは何でしょう?

中学校3年生まではピアニストになりたかったのですが、芸大附属高校の課題曲を練習するうちに「これは無理だな」と思い普通高校に進学しました。

その頃ピアノでいくつかの協奏曲を練習するようになり、そうすると協奏曲の楽譜のソロの下の段にはオーケストラのパートが書いてあるのですが、そちらの方に興味を持ち始め、数々のオーケストラのCDを聞くようになりました。

高校に入学するとすぐに、なんとか音楽にまつわる仕事に就きたいと思い、芸大の楽理科を目指そうと、先生について論文を書いたりして、音楽学の勉強をしていました。しかし半年ぐらいで「やっぱり演奏する方が楽しいなぁ」と思いやめてしましました。

その頃にはすっかりオーケストラの虜になっていて、「将来オーケストラに入りたいなぁ」と思っていたのですが、今更できる楽器もなく、今から出来るのは指揮者しかないなと思い、高1の冬から先生について指揮の勉強を始めました。

消去法という大変残念なきっかけで申し訳ありません。

2.お好きな指揮者・作曲家・音楽家は?

作曲家ではショパン、ブルックナー、マーラー、Rシュトラウス、プーランク、ベルク 指揮者ではCクライバー、カラヤン、セル、ハイティンク、アッバード ピアニストではホロヴィッツ、カーゾン、ボレット
3.印象に残る演奏会を教えてください。
高3の時に学校帰りに聞きに行った、ハイティンク指揮ウィーンフィルのブルックナーの7番。初めて生で聞いたウィーンフィルと大好きな指揮者の作り出すブルックナーの響きに、これは人間が作り出しているものなのかと衝撃を受けました。
4.クラシック以外でお好きな音楽は?
クラシックでもまだ演奏していない曲が沢山あるので、他のジャンルを聞けていません。ほぼ100%クラシックしか聞かないです。
5.ご自身を動物に例えると?
なんでしょうか?羊?
6.休日はどのようにお過ごしですか?
ここ数年1日休みというものを月に1,2回しかとれていないのですが、そんな時は子供と遊びます。仕事より疲れますが。

7.最近感動したことは何でしょう?

4才と2才の娘が仲良く遊んでいる様子を見ると感動します。凄くうるさい時もありますが。

8.区民響に対する印象は?

まだ親子コンサートでご一緒させて頂いたことしかありませんが、練習の出席率も良く、出ている音にも熱さを感じます。ただその熱さが様々な方向に散らかってしまうことがあるので、そこら辺がまっすぐ同じ方向を向くと凄いものになる気がします。

9.練習中に気をつけていること(心掛けていること)は?

自分がしゃべるよりも、弾いてもらう時間が長くなるようにすること。オーケストラは楽器が弾きたくて集まっている集団だと思うので。

10.今回、区民響にとって初めてのオーケストラの配置となっていますが、これはどのような意図があるのか教えてください。

私自身は自分でやらせて頂く時には、全てのオーケストラでこの配置でやっています。

弦楽器に関してはヴァイオリンを片方にまとめることは1940年代のアメリカで始まった、歴史も浅く、また伝統とはかけ離れているものでしかないので、本来行われていた、そして多くの作曲家が想定していた対向配置でやられるべきだと思います。

2ndヴァイオリンは決して2番目のヴァイオリンではなく独自性を持つべきだと思います。ヴァイオリン同士の掛け合いもハッキリしますし、ヴァイオリンのユニゾンの時には舞台一面に音が広がります。そして2ndとVaの内声の連携も密になると思います。1stがVcCbと近いことで、VcCbにとってはどのような基礎を築けばいいか、1stにとってはベースラインを意識しながらメロディーを弾くことによって弦セクションとしての一体感が明確になると思います。

管楽器についてはコンサートホールのような場所は昔はなかったので、確固とした配置というものが歴史的にないようです。弦楽器を並べて、余ったスペースに管楽器を配置するという形が主なようです。なので私は木管後列、そして金管楽器の低音楽器が、同じ事をやることが多いVcCbに近い方にきて頂いています。

11.最後に56回定演に向けてひとことお願い致します。(聴き所など)

「ナブッコ」普段私は新国立劇場で働いており、ほぼ毎日オペラに触れておりますので、その経験が活かせるように、この序曲を聞いて頂いたお客様がオペラ本編を見たくなるような演奏にしたいと思います。

「ハイドンヴァリエーション」この曲にはブラームス自身の2台ピアノ版があり、私自身も2011年の2台ピアノでリサイタルで取り上げたので、難しい事はよく知っています(笑)。穏やかに始まるテーマに続き、数々の難しい変奏が施され苦労した後にやってくる感動的なフィナーレはいつ演奏しても心が震えます。少ない素朴な素材から、多様な姿に変え、大きな結末を作り出すブラームスの素晴らしさを味わえるような演奏にしたいと思います。

「LvB7」様々な演奏がなされてきたこの曲ですが、楽譜に書いてあることを全て実現させる演奏にしたいです。リズム、テンポ、強弱、音の長さ、音色など。Beethovenは気合いや情熱で弾けば、演奏がそうなるものではないと思います。目指すのは「熱狂的な演奏」を生む、「冷静な演奏」です。



富平先生に鍛え上げられた区民響に斯うご期待!

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2015/05/16

第56回定演曲目紹介

5月31日に行われる第56回定期演奏会の演奏曲目をご紹介します。
なお、申込締切は18日(月)必着です。お急ぎ下さい!

ヴェルディ/オペラ「ナブッコ」より序曲

「ナブッコ」は、イタリア・ロマン派の歌劇王、ジュゼッペ・ヴェルディのオペラで、第3作目にして初めての大成功を得た出世作です。


舞台は紀元前587年のバビロンとエルサレム。ユダヤ侵略を巡り、ナブッコの二人の娘の間に戦わされた愛憎の物語で、4幕7場から成ります。その中で最も有名なのが、第3幕第2場での合唱「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」です。

バビロニア軍によって攻撃を受け、エルサレムが壊滅的となった時、ヘブライ人たちが故郷を想って歌うもので、今日のイタリアでは「第二の国歌」と言ってよい位置付けにあります。ヴェルディの葬儀では、この曲がトスカニーニの指揮により数千人で合唱されたそうです。

序曲は、オペラ曲中で用いられるテーマを要約したもので、トロンボーンの美しいコラールで始まり、アレグロを挟んで、この「黄金の翼に乗って」のメロディをオーボエとクラリネット、続いてトランペットとオーボエが奏でます。
ちなみに「ナブッコ」は、旧約聖書に出てくるバビロンの王ネブカドネザル(Nabucodonosor)をイタリア風に短く綴った名前です。



ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲 作品56a

変奏曲は、一つの旋律(主題)のリズム、拍子、調子を変えたり、様々な装飾を追加して変化を付けながら、全体が一つのまとまった楽曲となるように構成された曲です。


一つの食材、例えばお豆腐を、最初はそのまま、続いて様々な調理法で色々な美味しさを表現し、最後に豊かなメインコースに仕立てて楽しむ、と言ったらお分かり頂けますでしょうか。

ただいずれのレシピも天才が捻りに捻って創作している為、食材(主題)が素直に判りやすい料理もあれば、どこに基の食材を使っているのかよく判らない料理もあります。調理法も凝ったものが多く、再現する料理人(オーケストラ)の腕が試されるといえましょう。

この「ハイドンの主題による変奏曲」は、古い賛美歌である”聖アントーニ”を使ったハイドンの木管五重奏のメロディを基に、ブラームスが、主題、8つの変奏曲、フィナーレの計10曲の管弦楽曲に仕立てた変奏曲です。

木管の合奏で始まる4分の2拍子の主題は、一般的な4小節区切りではなく、5小節+5小節=10小節を一区切りとしたメロディになっています。

続いて、6拍子の要素で動きを出した第1変奏、緊迫感のある短調の第2変奏、優雅な第3変奏、哀愁を帯びた第4変奏、賑やかで軽快ですが難しい第5変奏、情熱的な第6変奏、牧歌的で美しい第7変奏、神秘的ですがとても難しい第8変奏と続いてメインコース、終曲へと続きます。

静かな低弦の導入で始まるこの終曲はそれ自体が更に変奏曲になっていて、徐々に楽器が増え、最後は壮大な盛り上がりを見せて曲を締めくくります。(約17分)

それでは、聴衆の皆様に、今の料理、ナンだったの?と言われません事を切に祈念して。Bon Appetite!


 
ベートーヴェン/交響曲第7番

1812年に作曲され、翌1813年に初演された交響曲第7番は、「運命」「田園」などのように副題はついておらず、クラシック音楽になじみが薄い方には知名度が低かったのですが、2006年に放送されたテレビドラマ「のだめカンタービレ」の主題曲としてその一部が使われたことから、よく知られるようになりました。


前作の第5番「運命」、第6番「田園」は極めて斬新な試みにより作られているのに対し、この曲は古典的構成に回帰していると言えます。

初演はウィーンにてベートーベン自身の指揮で行われました。同時に初演された「ウエリントンの勝利」(別名「戦争交響曲」)のほうが喝采を浴びたそうですが、7番も第2楽章がアンコールされたという記録があり、当初から聴衆に受け入れられたことを物語っています。

後に、ベートーベンを尊敬していたワーグナーは「舞踏の聖化」と、リストは「リズムの神化」と絶賛しましたが、一方、ウエーバーは「ベートーベンはもはや精神病院行きだ」と、指揮者のワインガルトナーは「他のいかなる曲よりも精神的疲労を生じさせる」と言って貶しました。

昔は評価が分かれたものの、現代では演奏される機会も多く、多くの音楽家、評論家や愛好家が認めるベートーベンの代表作、「名曲中の名曲」と言っても過言ではありません。


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2015/03/27

第56回定演の申し込み要領:ハガキによる事前申し込みが必要です

5月31日に開催予定の第56回定期演奏会の応募要領、ならびに、チラシが完成しました。
この演奏会は港北公会堂で行われます。

みなとみらいホールでの公演とは異なり、往復ハガキによる事前申し込みが必要となりますので、ご注意ください。

チラシはこちらからダウンロードできます。

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応募〆切は5月18日(月)です。奮ってご応募ください。

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2015/03/09

第10回港北美術展に参加しました

3月7日(土)、大倉山記念館で開催された港北美術展に、港北区民交響楽団は「室内楽コンサート」で参加しました。沢山の方々にギャラリー前やホールに足をお運びいただき、誠にありがとうございました。

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2015/03/06

オーケストラ体験教室を開催しました

楽器の演奏経験がある方なら誰でもオーケストラ演奏を楽しめるという企画、港北区役所主催のオーケストラ体験教室が、2月28日に港北公会堂で行われました。

時間が無くて最近は合奏をしていない・・・日頃は一人で楽器を楽しんでいる…という方それぞれ、集まって楽団員と一緒に演奏をしました。

今回のお題はドボルザーク「新世界」交響曲の第4楽章(去年の第1楽章とシリーズでした)。始め一時間ほどは参加の皆さんと同じ楽器の団員とでパート練習。マンツーマンから、10数名に団員1人の先生役など、公会堂のそちこちで様々な光景が繰り広げられました。

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そして弦と管のセクション練習でアンサンブルの妙味にふれて頂き、休憩後は全パート揃っての合奏練習。プロ指揮者の岸本沙恵子先生からは小学生の参加者にも解りやすく音楽の表現方法などご指導いただき、午後一の集合から3時間後には本番さながら総仕上げの演奏会!

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ご家族も観覧に見えて団員ともども充実の感動を楽しむことができました。

港北区民響では、毎週土曜夜の通常練習でも入団希望者に体験合奏をしていただいて居ります。
募集パート等詳しくはホームページをご参照ください。

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2015/02/24

区民響は港北美術展に参加します

港北区民交響楽団は3月4日(水)~8日(日)に大倉山記念館で開催される港北美術展に、今年も参加します。
区民響メンバーによる室内楽コンサートは7日(土)10:30-15:00、ホールとギャラリーで行われます。
入場無料ですので、美術展に参加の傍ら、お気軽にお立ち寄りください。

チラシはこちらから入手できます。

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2015/02/15

訃報

当団に20年以上在籍し、その大半でコンサートマスターという重責を担っていた福島啓一郎さんが、2月10日、病気のためお亡くなりになりました。享年66歳でした。
哀悼の意を表すると共にご冥福を心からお祈り致したいと思います。

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福島さんのご逝去を悼み14日の練習では、富山団長指揮のもと、最初にベートーベン7番の2楽章レクイエムを演奏し、黙とうを捧げました。

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長い間、我々団員をリードしていただいたことに対し、深い感謝の意を表します。
ありがとうございました。

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2015/02/02

ご来場御礼

1月31日に横浜みなとみらいホールにて行われました港北シンフォニー、港北区民交響楽団第55回定期演奏会には、1200名を超えるお客様にご来場いただき、団員一同、深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

チャイコフスキーの6つの交響曲の内、最も地味な存在の3番「ポーランド」をメインに据えた演奏会でしたが、如何でしたでしょうか?

250件ほど回収できたアンケートでは、従来より弦楽器が好評だったのと、チャイ3だから来たという方も少なくなかったようです。

指揮をしていただいた小澤先生の講評もこちらにございます。

さて今週土曜からは休みなしで次回演奏会向けベト7の練習が開始されます。
今後とも、港北区民交響楽団を宜しくお願いします。

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2015/01/25

指揮者に聞く

親子コンサートでのチャイコフスキー特集に続き、55回定期はチャイコフスキー二曲をお届けすることになりました。そこで、今回も指揮をお願いする小澤先生に解説をしていただきました。

先生はチャイコフスキーに対してどのような印象をお持ちでしょうか?

内気な天才。
なのに、
孤独に苦しみ自信を持てなかった人。


今回取り上げる交響曲3番とはどのような曲でしょうか?

チャイコフスキーの交響曲のなかで最も地味な存在の第3番ですが、実は出世作『白鳥の湖』と同じ時期に書かれた作品です。第1楽章、朗らかな第1主題に続いて奏でられるしっとりとしたオーボエのメロディは、有名な『白鳥の湖~情景』のテーマと関連があるように思えます。
そして全体に、バレエのシーンが思い浮かびます…例えば第2楽章は優雅なワルツ、第3楽章は二人の主人公による愛の場面、第4楽章は美しい妖精たちの軽やかな群舞、そしてフィナーレは壮麗な舞踏会…とでもいったような。


スラヴ行進曲、ハフナーを含めてこの演奏会の聴きどころを。

『スラヴ行進曲』では、オーケストラの各楽器の扱いが実に巧みだったチャイコフスキーの長所がみごとに発揮されています。金管や打楽器が大活躍します。
『ハフナー交響曲』は、売れっ子作曲家としてウィーンで活躍を始めたばかりの青年モーツァルトの自信作です。木管楽器の雅な旋律、そしてヴァイオリンをはじめとする弦楽器の、チャイコフスキー作品とはまた一味違った気品のあるサウンドをお楽しみください。

最後に演奏会に向けて区民響メンバーにエールをお願いします。

今春取り上げたシューマン第2、そして今回のチャイコフスキー第3と、意欲的でセンスのある選曲に心からの敬意を表します。それぞれの作曲家やその時代ごとの表現や音色を、ご一緒にとことん究めることができたらと思っています。

小澤先生は更にご自身のブログで詳細を記しています。

1月31日の港北シンフォニーでは、チャイコフスキーを得意(!)とする区民響が滅多に演奏されることのない交響曲3番に挑みます。乞うご期待!

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